NISAは「腹落ち」してから始めるべき
NISAに興味はあるけれど、なんとなく怖くて踏み出せない。そんな方は多いのではないでしょうか。
投資を始めるには2つの方法があります。①自分で徹底的に調べて納得するか、②本当に信頼できる人に教えてもらうか、のどちらかです。どちらにせよ「腹落ち」しないまま始めるのは危険です。
「みんなやってるから」「なんとなく良さそうだから」という理由でNISAを始めると、相場が下がったときに慌てて売ってしまい、かえって損をするケースが多いからです。
腹落ちするまでの置き場所として、ネット銀行の定期預金がおすすめ
「でも、NISAを勉強している間、お金をただ置いておくのはもったいない」と思う方へ。
その間の置き場所として、ネット銀行の定期預金をおすすめします。理由は3つあります。
理由① 資金移動の手数料が安い
auじぶん銀行・ソニー銀行・楽天銀行の3行は、ATM手数料や他行への振込手数料が無料または格安です。
将来NISAを始めて証券口座にお金を移す際も、手数料の負担が少なく済みます。メガバンクと比べて使い勝手が良く、日常の口座としても活用できます。
理由② 預かり金額が大きく母体がしっかりしている
この3行はいずれも大手グループの傘下です。
・auじぶん銀行:KDDIグループ
・ソニー銀行:ソニーグループ
・楽天銀行:楽天グループ
また日本の預金保険制度(ペイオフ)により、万が一銀行が破綻した場合でも1金融機関あたり元本1,000万円とその利息まで保護されます。安心して預けられる環境が整っています。
理由③ 定期預金は元本割れのリスクがない
定期預金は預けた元本が保証されており、満期時には元本に利息を加えた金額を受け取れます。途中解約した場合も元本が減ることはありません。
メガバンクの1年もの定期預金金利は年0.40%ですが、ネット銀行ではそれを上回る金利の商品が多くあります。NISAの勉強をしながら、しっかり利息を受け取れるのがメリットです。
個人向け国債も選択肢のひとつ
定期預金と並んで、個人向け国債も安全な置き場所として挙げられることがあります。
ただし注意点があります。個人向け国債は発行から1年間は中途換金できません。また1年経過後に換金する場合、直前2回分の利子(税引き後)相当額が手数料として差し引かれます。
短期間での資金移動を想定しているなら、定期預金の方が柔軟に対応できます。
NISAの準備が整ったら、そこに移そう
自分でしっかり調べて、あるいは信頼できる人のアドバイスをもとに「どの投資商品を」「どの証券会社で」買うかが決まったら、その時点でネット銀行から証券口座に資金を移してNISAを始めましょう。
焦る必要はありません。腹落ちして始めた投資は、相場が多少動いても慌てずに続けられます。それがNISAで資産を育てる一番の近道です。
まとめ
・NISAは「腹落ち」してから始めるのが鉄則
・勉強している間はネット銀行の定期預金が最適な置き場所
・理由は「手数料が安い」「母体がしっかりしている」「元本割れなし」の3つ
・個人向け国債も選択肢だが、中途換金に制限あり
・準備が整ったら証券口座に移してNISAをスタートしよう
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の投資判断については、専門家にご相談ください。
【筆者プロフィール】
税理士・1級FP技能士・宅建試験合格。不動産オーナーとしての実務経験も持つ。「知らないと損するお金の話」を発信中。


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