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※週の労働時間は20時間未満、扶養家族はなし(お子さん等がいる場合は、旦那さんの扶養になっている)、パート給与以外の収入なし、を前提とします。
結論|お住まいの市区町村を選ぶだけで、税金・社保ゼロ年収がわかります
愛知県にお住まいのパート主婦の方が、
「税金も社会保険料も一切払いたくない」
と思った場合、その目安となる年収は、お住まいの市区町村によって違います。
下のシミュレーターで、お住まいの市区町村を選んでみてください。すぐに答えが出ます。
あなたの「税金・社保ゼロ年収」シミュレーター
愛知県全54自治体対応/週20時間未満の前提
※2026年(令和8年)の制度に基づく目安です/週20時間未満の勤務を前提
最終判断は各自治体の税務窓口にご確認ください
愛知県の54自治体は、住民税の「級地区分」によって3つに分かれています。
- 1級地(2自治体):年収119万円以下
- 2級地(19自治体):年収116万円以下
- 3級地(33自治体):年収112万円以下
同じ愛知県でも、お住まいの市区町村で「税金ゼロの年収」が違うのです。
愛知県は、全国でも珍しく「3級地」が過半数を占める都道府県です。
そもそも、税金・社会保険料の「壁」とは?
パート主婦の方の給与から引かれる主なものは、次の3つです。
- 所得税
- 住民税(所得割・均等割)
- 社会保険料(健康保険・厚生年金)
これらをすべて「一切払わない」状態にするには、それぞれの「壁」をすべて下回る必要があります。
2026年(令和8年)の制度では、次のような壁があります。
| 種類 | 非課税の壁 | 備考 |
|---|---|---|
| 所得税 | 年収178万円以下 | 全国共通 |
| 住民税 | 級地区分による(112~119万円以下) | 市区町村による |
| 社会保険料 | 年収130万円未満 | 週20時間未満の勤務が前提 |
この中で、いちばん厳しい壁を選ぶ必要があります。
愛知県の住民税の壁は、市区町村で違います
住民税は大きく分けて、均等割(きんとうわり)、と、所得割(しょとくわり)、の二つに分かれます。均等割が課税されなければ、所得割も課税されません。
住民税の均等割が非課税となる基準は、地方税法で「級地区分」によって決まっています。
愛知県の54自治体の内訳を見ていきましょう。
1級地(年収119万円以下で住民税ゼロ・2自治体)
名古屋市/長久手市
これらの自治体では、扶養親族なし(単身扱い)の場合、前年の合計所得金額が45万円以下なら、住民税の均等割がかかりません。
給与収入に換算すると、45万円+給与所得控除最低保障額74万円=119万円以下です。
2級地(年収116万円以下で住民税ゼロ・19自治体)
中核市(5市)
豊橋市/岡崎市/一宮市/春日井市/豊田市
市部(14市)
瀬戸市/豊川市/刈谷市/安城市/小牧市/東海市/大府市/知立市/尾張旭市/岩倉市/豊明市/日進市/清須市/北名古屋市
これらの自治体では、前年の合計所得金額が42万円以下なら、住民税の均等割がかかりません。
給与収入に換算すると、42万円+74万円=116万円以下です。
3級地(年収112万円以下で住民税ゼロ・33自治体)
市部(17市)
半田市/津島市/碧南市/西尾市/蒲郡市/犬山市/常滑市/江南市/稲沢市/新城市/知多市/高浜市/田原市/愛西市/弥富市/みよし市/あま市
町(14町)
東郷町/豊山町/大口町/扶桑町/大治町/蟹江町/阿久比町/東浦町/南知多町/美浜町/武豊町/幸田町/設楽町/東栄町
村(2村)
飛島村/豊根村
これらの自治体では、前年の合計所得金額が38万円以下なら、住民税の均等割がかかりません。
給与収入に換算すると、38万円+74万円=112万円以下です。
なお、住民税は1年遅れで課税されるので、2026年(令和8年)1月から12月までのお給料を額面でそれぞれ、年収119万円、116万円、112万円、にすれば、2027年(令和9年)の住民税がゼロになります。
愛知県は「3級地が過半数」の特徴
愛知県は全国的にも珍しく、3級地(38万円基準)が54自治体中33自治体(約6割)と過半数を占めています。
東京都・神奈川県・大阪府と比較すると、愛知県の特徴がよくわかります。
| 都府県 | 1級地 | 2級地 | 3級地 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 47自治体 | 3自治体 | 12自治体 |
| 神奈川県 | 18自治体 | 12自治体 | 3自治体 |
| 大阪府 | 26自治体 | 10自治体 | 7自治体 |
| 愛知県 | 2自治体 | 19自治体 | 33自治体 |
名古屋市と長久手市以外の市町村にお住まいの方は、年収が116万円以下、または112万円以下にする必要があります。
所得税の壁は全国共通で「年収178万円以下」
所得税は、お住まいの市区町村に関係なく、全国共通です。
2026年(令和8年)の制度では、次の控除を組み合わせて計算します。
- 給与所得控除(最低保障):74万円
- 基礎控除:104万円
合計:74万円+104万円=178万円
給与年収が178万円以下なら、所得税はかかりません。
社会保険料の壁は「年収130万円未満」(週20時間未満の場合)
社会保険料は、勤務時間と勤務先の規模によって基準が変わります。
パート勤務で「週20時間未満」の場合、勤務先の規模に関係なく、社会保険料の対象は次のとおりです。
- 年収130万円未満:夫の社会保険の扶養に入れる
- 年収130万円以上:扶養から外れて、自分で国民健康保険・国民年金に加入
つまり、週20時間未満で働く限り、社会保険料を払いたくないなら、年収130万円未満に抑える必要があります。
なお、雇用保険料も、一週間の労働時間が20時間未満の場合は、かかりません。
結局、決め手は「住民税の壁」になります
所得税・住民税・社会保険料、すべてゼロにするには、いちばん厳しい壁を選ぶ必要があります。
愛知県の場合、住民税の壁(112~119万円)が、所得税(178万円)と社会保険料(130万円)よりも低くなります。
つまり、愛知県にお住まいのパート主婦の方は、
住民税の壁が、最終的な目安
になるのです。
ケース別まとめ
- 名古屋市・長久手市にお住まいの方:年収119万円以下
- 豊橋市・岡崎市・豊田市・春日井市・一宮市など19自治体にお住まいの方:年収116万円以下
- 半田市・西尾市・蒲郡市・幸田町・飛島村など33自治体にお住まいの方:年収112万円以下
+週の勤務時間が20時間未満。
これだけで、税金・社会保険料は一切かかりません。
所得税の配偶者控除
パート主婦の年収を考えるとき、忘れがちなのが「夫の税金への影響」です。
妻の年収が136万円以下なら、夫は「配偶者控除」を受けられます。
- 給与所得控除:74万円
- 合計所得金額:62万円
- 合計:136万円
つまり、住民税が非課税となる金額以内のパート給与ならば、所得税の配偶者控除も受けられます。また、住民税の配偶者控除については、今回の計算結果に影響を与えないため、割愛します。
まとめ
愛知県のパート主婦の方が、税金・社会保険料を一切払わずに働く目安は、
- 1級地(2自治体):年収119万円以下+週20時間未満
- 2級地(19自治体):年収116万円以下+週20時間未満
- 3級地(33自治体):年収112万円以下+週20時間未満
です。
同じ愛知県内でも、住民税の非課税基準が違うため、お住まいの市区町村で目安が変わります。
「税金・社会保険料を払いたくない」と考えている奥様は、
まずは記事の最初にあるシミュレーターで、ご自身の市区町村の答えを確認してみてください。
免責事項
この記事は、令和8年度(2026年度)の制度内容や一般的な税制をもとに、税金・社会保険がかからない、最低額の収入を算出することを目的にしたもので、わかりやすくするために、あまり影響のない部分は、思い切ってカットしています。また、実際の自己負担額や非課税基準は、
- 扶養親族の有無
- 自治体の独自規定
- 制度改正
などによって異なります。最終的な判断は、お住まいの自治体の税務窓口にご確認ください。
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