2026年(令和8年)の青色事業専従者の働き方|所得税も住民税も一切払いたくない!旦那さんの個人事業を一緒にされている奥さんへ|全国47都道府県シミュレーター付き

税金・社会保険

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毎日、子育て、家事、仕事に追われ、24時間体制で働いている奥さん。
旦那さんの個人事業を手伝って、専従者給与をもらっても、そこから税金が引かれて、残ったお金は子供の習い事ですべて消えていく――。

「せめて、奥さんの税金だけはゼロにしたい!」

そんな奥さんのために、2026年(令和8年)版・専従者給与の黄金ラインを、お住まいの市区町村別にズバリ判定できる全国47都道府県対応シミュレーター付きでお伝えします。

結論から言います。住民税の壁(黄金ライン)は、お住まいの市区町村の「級地区分」によって 119万円/115.5万円/112万円 のいずれかです。(他に収入がないことを前提とします)


まずは、お住まいの市区町村でチェック

青色事業専従者の奥さんが給与明細を確認、後ろで旦那さんが個人事業の仕事中

難しい話の前に、まずは下のシミュレーターで「奥さんの住んでいる市区町村」を選んでみてください。
住民税がかからない給与年収のラインがすぐ表示されます。

全国47都道府県対応給与所得「税金ゼロ年収」シミュレーター

2026年(令和8年)税制改正反映版/全1,741自治体対応

※ 単身・扶養なしの標準ケース/概算値(最終判断は各自治体へ確認を)


① 所得税がかからないライン:年収178万円(全国共通)

2026年は税制改正により、所得税がかからないラインが大きく引き上げられました。

給与所得控除(74万円)+ 基礎控除(104万円)= 178万円

つまり、年収178万円以下なら所得税は0円。「103万円の壁」はもはや過去の話です。

でも油断は禁物。住民税のラインはもっと低いからです。


② 住民税がかからないラインは「級地」で違います

住民税は、お住まいの市区町村の「級地区分」によって、非課税ラインが異なります。

級地区分該当する自治体の例住民税ゼロの給与年収
1級地東京23区、政令指定都市、県庁所在地など119万円以下
2級地中規模の市115.5万円以下
3級地町村部、地方の市112万円以下

級地区分は地方税法で決まっていて、給与所得控除(74万円)に各級地の「均等割がかからない金額」(45万円/41.5万円/38万円)を足したものが、その自治体の住民税ゼロライン(給与年収換算)になります。

所得税は178万円まで非課税なのに、住民税は最大でも119万円を超えた時点でかかります。
「税金を1円も払いたくない!」なら、奥さんの住んでる市区町村の住民税ラインが本当のゴールです。

正確な金額は上のシミュレーターで一発で分かりますが、念のため役所のホームページ・電話・窓口でもご確認いただくと安心です。


③ 専従者給与の重要ポイント

専従者給与には、青色事業専従者給与白色事業専従者給与の2種類がありますが、今回は青色事業専従者給与に絞って説明します。

青色事業専従者給与とは

「青色事業専従者給与に関する届出書」を税務署に提出した範囲内であれば、専従者給与の全額を必要経費にできる制度です。
届出書には、給与の金額・支払方法を必ず記載しておきましょう。

青色事業専従者給与の届出は3月15日まで

青色事業専従者給与を必要経費にしたい年の3月15日までに、「青色事業専従者給与に関する届出書」を税務署に提出する必要があります。
この期限を過ぎると、その年は青色事業専従者給与として経費計上できません。

「もっぱら従事」要件

専従者として認められるには、その年を通じて6か月超、もっぱら旦那さんの事業に従事している必要があります。
他の仕事と掛け持ちしている場合は要注意です。

「労務の対価として相当」な金額に

専従者給与は、実際の労働内容に見合った金額であることが必要です。
業務内容に対して給与が高すぎると、税務調査で「過大」と判断され、経費として認められない可能性があります。

📖 詳しい要件は国税庁の公式ページでご確認いただけます。
👉 国税庁|タックスアンサー No.2075「青色事業専従者給与と事業専従者控除」


④ 配偶者控除との関係

青色事業専従者給与をもらうと、旦那さんは配偶者控除(最大38万円)を受けられません。


⑤ 家計全体で考える節税効果

「奥さんの税金はゼロにしたい」が基本ですが、旦那さんの所得が高い場合は別の選択肢もあります。

旦那さんの事業所得が高いほど、所得税の累進税率が上がります。一方、奥さんに専従者給与を多めに支給すれば、旦那さんの事業所得が圧縮され、適用される税率が下がります。

つまり、奥さんに少しだけ税金(住民税)を払ってもらうことで、家計全体では節税できるケースもあります。最適な金額の試算は複雑なので、税理士に相談するのが安心です。


⑥ 具体的な月給設定の例

級地区分ごとに、住民税ゼロを守れる月給の目安は次の通りです(年12回支給イメージ)。

  • 1級地(東京23区など):月給99,000円 × 12ヶ月 = 年収1,188,000円(住民税0円・所得税0円)
  • 2級地:月給96,000円 × 12ヶ月 = 年収1,152,000円(住民税0円・所得税0円)
  • 3級地(町村部など):月給93,000円 × 12ヶ月 = 年収1,116,000円(住民税0円・所得税0円)

欲張らずに、お住まいの級地に応じた黄金ラインを意識して給与額を決めるのが、賢い決め方です。


⑦ 給与変更は年1回までを目安に

年の途中から専従者給与を変更する場合、年間で級地ごとの住民税ラインを超えなければ所得税・住民税はゼロのままです。

ただし、毎月のように給与を変更すると、税務署から「旦那さんの所得を操作しているのでは?」と受け取られかねません。

給与の変更は多くても1年に1回にとどめ、変更後は毎月同額を支給するのが安全です。


【重要】記事の内容はあくまで簡略化した目安です

本記事は、2026年中に、個人事業を営む旦那さんの青色事業専従者の奥さんについて、いくらまでなら奥さんの所得税・住民税がかからないかをシンプルにまとめたものです。

個別的には、お住まいの市区町村、旦那さんの事業内容、奥さんの仕事内容、青色・白色の選択等を考慮する必要があります。


相談するなら

専従者給与の決め方で迷ったら、こんな順番で進めるのがおすすめです。

  1. まずはAI(ChatGPT・Gemini等)に相談
    時間とお金の節約になります。AIで概要を理解しておけば、後で税理士に相談に行っても、用語や仕組みが頭に入っているので、話がスッと理解できます。
  2. AIを使わない方は、まずググってみる
  3. それでもわからなければ、税理士に相談

※税務署では、節税のことは教えてくれません。あくまで申告の方法や制度の説明までです。


免責事項

本記事の内容は、2026年時点で公表されている情報に基づいた予測・目安です。今後の法改正や制度変更により、記載内容が変わる可能性があります。正確な情報については、お近くの税務署・市役所に電話相談、もしくは窓口にてご確認ください。本記事の情報に基づいて発生したいかなる損害についても、当サイトは責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。


賢く節税して、家計をキープ!
奥さんの時間とお金、どちらも大切にできる決め方を選んでくださいね😊

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